はじめに|快適な住まいに必要なのは「断熱材」だけではありません 「断熱材を厚くすれば、冬暖かく夏涼しい家になる」 そう思っていませんか? たしかに断熱材はとても大切な要素ですが、それだけでは本当の快適性や省エネ性は実現できません。 実は「気密性」と「断熱性」は、セットで考えなければ効果が半減してしまう関係にあるのです。 これから家を建てる方、断熱リフォームを考えている方に向けて、 「そもそも気密性・断熱性とは何か?」 「なぜセットで考えなければならないのか?」 「どんな家を選べばいいのか?」 といった疑問にわかりやすくお答えしていきます。
高気密・高断熱
さくらの家づくり
家族が健康で暮らすには!
高気密・高断熱住宅は、単なる「快適な家」ではなく、健康を守る家です。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、その恩恵は非常に大きくなります。さくら不動産は気密・断熱にこだわった家づくりをご提案していきます。
本来、家とは、命あるものにとって“巣”である。巣とは、日常的な生活の場であることはもちろん、長期間に渡って、安心・安全であること。災害の時はもちろん、暑い時も寒い時も安心して「ただいま」を言うことができる場所。一番最初にお金をかける場所はここだと思う。
「断熱性能の向上は、喫煙や飲酒の改善と同等以上の健康効果を持つ可能性がある」
— 国土交通省スマートウェルネス住宅調査報告より
実際に近年の研究では、「断熱」が健康に与える影響が過小評価されてきたが、非常に大きいことが明らかになっています。以下に、他の3要素と比較した断熱の健康改善効果を整理してみましょう。
なぜ「断熱」が最も効果的なのか?
• 意志力が不要:飲酒・運動・喫煙は本人の行動変容が必要ですが、断熱は「住環境の改善」によって自動的に健康効果が得られる。
• 持続性が高い:一度断熱改修すれば、長期にわたって健康効果が続く。
• 家族全員に恩恵:個人の習慣ではなく、住まい全体の環境改善なので、子どもから高齢者まで全員が恩恵を受ける。
• 医療費削減効果が大きい:東京科学大学の試算では、断熱等級6の住宅で最大109万円の医療費削減が可能。
WHO(世界保健機関)が推奨する「室温18℃以上」という基準は、健康を守るための最低限の温熱環境として世界的に注目されています。これは単なる快適性の話ではなく、命に関わる重要な指針です。
WHOが定める「18℃」の意味
• 冬季の室温は18℃以上が望ましい
→ 特に高齢者や乳幼児、慢性疾患を持つ人にとっては、これ以下の室温が健康リスクを高める。
• 根拠となる研究
→ 低温環境では血圧が上昇し、心筋梗塞・脳卒中のリスクが増加。
→ 呼吸器疾患や免疫力低下、睡眠障害なども報告されている。
(寒冷期に住民の健康を守るため、室内温度は少なくとも18℃以上であるべき)
ヒートショックが起こる典型的な場面
• 暖かいリビング → 寒い脱衣所 → 熱い浴槽
→ この温度差で血圧が急上昇・急下降し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことがあります。
ヒートショック予防|
年間1万9千人の命を救う可能性
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い浴室などへの急激な温度変化で血圧が乱高下し、失神や心疾患発作を引き起こす現象です。毎年寒い時期には入浴中の急死事故が推計約1万9千人も発生しており、これは交通事故死者数をはるかに上回る深刻な数字です。
HEAT20のG1レベルでは、冬の最低体感温度が概ね10度を下回らない断熱性能を実現し、部屋間の温度差を14℃以上から大幅に削減することが可能です。
換気システム
さくらの家づくり
ホコリや花粉
さらには臭気をまきあげずに除去
床面に溜まりやすいホコリ・花粉・臭気。
これまでの壁や天井からの換気は、
人が呼吸をしている空間まで巻き上げていました。
澄家-sumika-は吸気を床面に設置しているため、
巻き上げずに吸気することができます。
人も家も呼吸する
新しい「空気の流れ」
床下に設置した澄家-sumika-は家全体をめぐる空気の流れを実現しました。
A:ダクトレスで給気された新鮮な空気が床下に充満
B:床面に設置された給気口から室内に給気
C:床面の排気口から排気し、床下を通り排気
人にも家にも、より健康的な換気を。
人にも環境にも優しい
エコロジーシステム
澄家-sumika-は「熱交換素子」を使用し、
換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)。
夏の冷房、冬の暖房時の換気も熱交換する事で省エネ効果があります。
冬には室内の排気から水蒸気を回収して室内に戻す為、室内の乾燥防止にもなります。
エアコンの負担を軽減することでの省エネ効果もあります。
THE NESTで建築されたお宅のご紹介
動画で分かる換気システム
空気の流れ
熱交換器の仕組
フィルター
メンテナンス
床面排気