Chapter4安心安全
安心して帰れる家に。
家族が安心できる家にする
『全館空調』のQ&Aにも出てきた『HEAT20』について詳しく見ていきましょう!
「夏涼しく・冬暖かい」家には欠かせない性能だから、『全館空調』とセットで要チェックよ!
1高断熱・高気密で省エネライフ!
ハイレベルの断熱性能で
快適な省エネの家を実現!
断熱性能を示す基準は現在、様々なものがあります。その中でも、未来を見据えた断熱・省エネ基準を提案する団体『HEAT20』が示す基準『G2』グレードは最高レベル相当の基準となります。(図1) 比較として、高品質の住宅に好条件で融資をするフラット35基準(平成28年省エネ基準)では、大阪では0.87、そして北海道では0.46という性能が求められます。HEAT20のG2グレードは、大阪で建築するにも関わらずフラット35の北海道仕様と同じ数値を求めています。 弊社商品『THE NEST』は、G2グレードを標準仕様とする(※1)ことで、ヒートショックやウィルスの発生など健康リスクが懸念される冬場においても室内の最低室温が13℃を下回らず、全館空調を採用しても、一般的な高断熱住宅と同等程度の光熱費となる温熱環境を実現します。また、一般的な指標(UA値)では考慮に入れられない換気による熱ロスも考慮に入れるため、Q値についても検討しております。
※1:建築環境・省エネルギー機構『温暖地版自立循環型住宅へのガイドライン』によるモデルプランで試算。
世界最高水準の断熱性能を
トリプルガラス樹脂窓が発揮!
世界トップクラスの断熱性能と高性能、そして機能性や高いデザイン性といった点で、最高級の窓を実現。世界最高水準の高性能な『トリプルガラス樹脂窓』が住まいの不安を解決し、快適な住まいと幸せな暮らしを叶えます。
たてすべり出し窓+FIX 連窓ニュートラル色ダブル Low-E ニュートラル・アルゴンガス入[16513 サイズ] ※窓の熱貫流率(試験方法/JIS A 4710:2004 に基づいた社内試験)
高い断熱性能で、夏涼しく・冬暖かく
夏は室温を上げる日射熱をブロック。そのため室内側のフレームとガラスの温度は、従来の窓のように高温になることはなく、 室内温度は快適に保たれます。
冬はトリプルガラスと樹脂フレームの組み合わせで、高い断熱性能を発揮して冷気を室内に入れません。
ガラスでは最も断熱効果が高い16ミリの中空層が2層。この中に空気よりも熱伝導率の低いアルゴンガスを封入。さらに2枚のLow-Eガラスで挟まれた総厚41ミリ(引違い窓:総厚33ミリ)のトリプルガラス。そして熱伝導率の低い樹脂スペーサー採用で、断熱性能と日射取得率のベストバランスを追求。
従来の樹脂窓に比べ、フレームの中空層が多いマルチチャンバー構造を採用。障子フレームと枠フレームの部屋数を多くし、熱を伝えにくくしています。フレームの表面温度は1.5℃上昇(室外温度が0℃/室内温度20℃解析値)
室温の逃げ出し口の多くは「窓」
開口部である窓やドアは、住まいにとっては「穴」。住まいは大きく見ると壁・屋根・床で成り立っています。そして断熱性という観点で見たとき、最も多くの室温が逃げ出しているのが窓なのです。
窓を『トリプルガラス樹脂窓』に変えただけで、窓からの熱損失率はアルミサッシに比べ約6割削減できます。
重量のあるトリプルガラスも、躯体でしっかり支える
下枠の躯体かかり代を大きくすることで枠の表面温度を高め、さらに重量のあるトリプルガラスに対しても躯体でしっかりと支えることができます。下枠にかかる力を軽減し、枠のたわみを防いで耐久性にも優れています。
※大開口スライディング:75mm その他:50mm 図はたてすべり出し窓
気密性能もセットで重視
断熱との相乗効果による安心を!
国が削除したC値基準の必要性
住宅先進各国が設けているのに対し、日本ではH11年基準※3で含まれていながら、2013年に削除され、世界では遅れている状況です。
住宅における「相当隙間面積」であり、気密性能を数値化したのがC値です。家づくりにおいて最も判断しづらい「現場の施工精度」を数字で確認できますが、断熱性能のUA値とQ値は計算上の「設計値」であるのに対して、C値は「測定値」なので実測しないとわからないのです。
※3:「平成11年 次世代省エネ基準」として、C値5.0以下(寒冷地は2.0以下)としていた基準が2013年に削除。ドイツ・パッシブハウス/C値0.2以下、カナダ・R-2000住宅/C値0.9以下、スウェーデン/C値0.6〜0.7以下で、現在日本では基準そのものが無い状態
ハガキ2/3枚分の隙間! C値が低い=気密性が高いとこんなメリットが!
H11年基準に沿って家の隙間を官製ハガキに置き換えると、北海道基準でも100㎡の家でハガキ1枚と1/3の隙間があるのに対し、『さくら不動産』の家はハガキ2/3枚分の隙間しかないということです。
2シロアリから家を守る!
シロアリ被害を未然に防ぐ
“3+1”の総合的対策!
シロアリ被害の原因を3つに絞り、さらにシロアリが入り込む隙間を作らないことも含め、総合的な対策を施しています。
基礎内断熱工法の採用
外断熱では、断熱材と基礎躯体の間にシロアリが入り込み、隠れ場所となりやすいので、気密性能を高めつつシロアリ対策を施しやすい内断熱工法を採用。
断熱材には、ホウ酸系防蟻処理済断熱材を使用しています。
防蟻剤を含む気密シールを施工
シロアリは0.6㎜の隙間があると侵入すると言われていますので、下記の箇所を念入りに施工します。
・土台とシロアリ返しとの間
・基礎内断熱のジョイント部分(下図)
・給排水用の配管および配管穴の間に生じる隙間
シロアリ返し
「シロアリ博士」こと、京大・生存圏研究所の吉村剛教授との共同開発により生まれた『シロアリ返し』を施工。シロアリによる木部への侵入を阻止する、シンプルな構造かつ薬剤に頼らない工法であるため、長期的に効果が持続します。
べた基礎の採用
シロアリの侵入経路となる、床下の地面からの侵入を阻止します。地表面から1.0mの高さまでは薬剤処理を施しています。
換気により、シロアリが好む湿気を排出
床下に設置した換気ユニットで、床下も室内と同等程度の換気を24時間連続で行い、常に風が循環して湿気が滞留することが殆どなく、シロアリの生息が困難な環境をつくります。 また、床下から侵入する従来のシロアリと異なり、空中から壁・屋根に侵入するアメリカカンザイシロアリ※1にも対応して、壁・屋根ともに湿気を排出する通気工法を採用。
※1:発生地域が限定的ですが将来的な安全を考え、上記対策を施しています
竣工後10年以内の
シロアリ被害発生に対し
累計1,000万円を補償
物件の竣工後10年以内に蟻害が発生した場合、累計1,000万円を限度に賠償責任補償額の給付を保証いたします。(左図の躯体と断熱材が保証適用範囲)
3結露から家を守る!
家族の健康をも害する
結露をとことん防ぐ!
カビ・ダニの発生につながり、住む人の健康を損なうリスクがある結露によって、材木が腐朽しシロアリも誘因。結露を防ぐことが、健康に長く住める家づくりの基本です。
床下結露
床下中央付近(夏型結露)
夏季、外気を床下に招き入れてしまうと床下中央部で結露のおそれがあります。中央部は外気から最も遠い場所に位置し地熱の影響が強く床下の中でも最も基礎スラブの表面温度が低い場所です。表面温度が低い場所に高温多湿の外気が接触することで、結露発生の条件が揃い、結露することがあります。
弊社では床下結露対策として、外気を床下に招き入れないように基礎断熱としています。
さらに、床下空気の流動性を高めることを考慮して、床下に給気を吹出すタイプの第一種換気扇を採用しています。
リビング床下(夏型結露)
①の基礎スラブ表面温度が低い代わりに、リビングの床下が冷房で冷やされて低温となることで結露が発生することがあります。対策としては、①と同様となります。
壁結露
基礎断熱
夏季、床下外気が床合板の柱まわりの隙間から壁内に流入し、冷房により冷やされた壁石膏ボードに接触することで結露することがあります。この結露は石膏ボードの裏側で発生します。
日常生活においては確認することはできないため注意が必要です。
対策としては、床下に高温多湿の外気を招き入れないようにするために、基礎断熱とすることが考えられます。
通気工法
室内の湿気が万一流入したとしても、通気層に排出されて湿気が壁内に貯まりません。(通気層の図参照)
屋根結露
通気工法
室内の湿気が万一屋根懐に流入しても、通気層に排出されて湿気が屋根懐に貯まりません。
窓結露
トリプルガラス樹脂サッシ
高い断熱性能で室内の暖かな空気と窓の表面温度の差を小さくし、結露を防止。室内側のガラスやフレームも冷たくなりません。